この本は、末吉さんの三男・研三さんの妻で、赤羽末吉研究の第一人者 赤羽茂乃さんが、末吉さんの人生を、豊富な資料とご家族ならではのエピソードを織り交ぜながら綴った一冊です。
有難いことに、発行前に届けていただき、読み終わりました!
私、幸運にも茂乃さんの講演会で『スーホの白い馬』を朗読させていただいたことがあるのですが、
茂乃さんから、末吉さんが絵にこめた想いをお聞きしてから、自分の朗読が変わっていくのがわかりました。その時、絵が読者に与える想像力は、朗読する上でも大切にしなければならないと、改めて思いました。
そんな、貴重なお話がたくさん詰まった本でした。
本を読み進めていくと、涙が溢れるページがいくつもありました。
なぜ末吉さんの絵本に惹かれるのか…
なぜ幼少の頃に2、3度読んだだけなのに今も新鮮に思い出せるのか…
なぜ私は、あの絵本が好きだったのか…
その理由が、わかった気がします。
赤羽 茂乃 (Shigeno Akaba)さん、また、楽しく深いお話が聞ける日を楽しみにしております。
5月15日発刊。
期間限定で下記、福音館書店のHPより試し読みができます。こちら