先月のことになりますが、3月6日、卒業を目前に控えた小美玉市立美野里中学校第3学年のみなさんに向けた講演会を承りました。
修学旅行も中止、そのほか、様々な行事が中止や規模縮小となる中、なんとかして卒業前に思い出になることを作ってあげたいと、先生方が考え、ホテルでのテーブルマナー、朗読講演会、そして大洗のアクアワールドへの遠足という内容でした。
講演会の中に、「戦争の紙芝居」を入れてほしいというリクエストがありました。
しかし、テーブルマナーの実習前、そしてこの時期に、今年度我慢を強いられた生徒さんたちに、どのような切り口で「戦争の紙芝居」を伝えるべきか、考えましたが、私なりの着地点が見つかりました。
私の講演前に、生徒さんたちが3年間の思い出をDVDにまとめていて、そちらを鑑賞する時間があったのですが、始まった途端、涙が止まりませんでした。充実した学校生活を送っている様子が、画面から伝わってきます。いつか、このコロナが落ち着いたら、この学年の子たちみんなで学校に集まって密になって語れたらいいね、と思いながらみていました。
広い会場でしたので、戦争の紙芝居「茂木貞夫物語」を3つのスクリーンに映し聞いてもらいました。最後に感想を発表してくれた生徒さんも、感じたことを目に涙を浮かべて伝えてくれて、私もまた涙が・・・
校長先生、教頭先生はじめ、先生方が、生徒さんたちのことを心から思って計画してくださったその行事に参加させていただけたこと、心より嬉しく、感謝申し上げます。
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*戦争の紙芝居の上演依頼は見澤へ、またはオリーブへメールで承っております。