私達一社)オリーブ協会が継承している戦争の紙芝居に、被爆者の体験を描いた「茂木貞夫物語」があります。その茂木貞夫さんがご逝去されました。
茂木さんは、多くの時間を私たちと一緒に過ごしながら悲惨な戦争のこと、平和の尊さを伝えていく姿を見せてくれていました。戦争の語り部をする前日や語り部をした夜、亡くなった友人たちが夢に出てくると言っていました。「思い出すのは辛いこと」なのに、子どもたちに伝えてきたのは、それがご自分の役目だと思っていらしたからです。これからは、茂木さんの思いを私達が伝えていきます。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」