2012年7月24日火曜日

夏の夜


ここのところ比較的涼しい日が続いており、数日前の以上な暑さの後には、過ごしやすいとさえ感じます。
それにしても、夏は夜が短いですね。
日が暮れるのも遅いのに、朝5時には明るくなっています。
お月様の出番がありません。
その短い夏の夜を詠った和歌をご紹介します。

百人一首 三十六番
▼【朗読】「 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ 」清原深養父



夏の夜は、短いもの。夜になったばかりと思っていると、もう明けてしまう。
月は山の端に隠れる間もなく、雲のどのあたりに宿っているのだろう・・・。


作者清原深養父は、清少納言の曾祖父です。
そういえば、清少納言も「枕草子」で「夏は夜、月のころはさらなり」と記していますね。