2019年3月23日土曜日

高萩「声で伝えるものがたり」約700人のお客様にお届けしました!

3月17日、茨城県高萩市にあります高萩市文化会館にて開催された「声で伝えるものがたり」(主催:声で伝える物語実行委員会・高萩市文化会館)に出演させていただきました。

670席のチケットは早々にSOLD OUTになり、嬉しさと同時に皆様からの期待の大きさも感じ、新たな緊張も覚えました。
当日は立ち見席も出るほどでした。

























会館の自主事業で完売になり、当日立ち見席が出るほどの事業は今回が初、と聞き、また驚きました。
広報が行き届いていたということ、そして、みなさまにとって興味を持っていただける内容であったということですよね。
企画してくださった実行委員会、会館の方々、高萩市のみなさま、そして、第2部に出演した方々のおけがです。
感謝いたしております。

そして、1週間が過ぎた今も、たくさんの感動のお声が主催者に届いているとのこと、
嬉しいです。


第1部は「スーホの白い馬」を、馬頭琴の演奏と赤羽末吉画の絵と見澤の朗読。



馬頭琴奏者は、何度も共演している横田和子さん。
彼女の演奏、センス、全て信頼しています。
東京の小学校などでの横田さんの馬頭琴の出前講座にお声をかけていただき、何度も共演させていただいております。
学校は音響設備などが万全ではないことは百も承知していますので、その環境のなかで最善を尽くしています。
しかし、今回はデキる音響さんがいらっしゃいましたから、それはもう気持ちの良いバランスで自分たちの耳に入っていきます! 気持ちいい!
リハーサルでも、「終わりたくない・・・」と思っていましたが、
本番はもっと「終わりたくない!!!」と思っていました。
それは、音響やステージの素晴らしさもありましたが
私たちのすぐ後ろの大画面映し出した赤羽末吉さんの絵の効果も絶大だったのです。
力のある絵が、私たちを後押ししてくれていました。
お客様は、その力のある絵と共に、私たちの音楽と朗読を味わってくださったのです。




第2部は、茨城県内で民話の語り部活動をしている3団体、8人の方に茨城の民話を語っていただきました。
面白い話、少しドキッとする話、方言も堪能していただきました。
冒頭と中間に即興で出演してもらった 「ばっぱ」2人がまたいい味を出してくれていました!
別の機会に、茨城の民話のことについても、ブログに詳しく書きたいと思います!



第3部は、「葉っぱのフレディ〜いのちの旅〜」を、音楽と効果、それから照明効果を贅沢に使った朗読のステージにしました。
音楽と効果音はNiwaty永井真一さん、照明はアクティブの照沼さんです。


















お二人のおかげで、朗読の私だけでは創ることのできない世界を表現することができました。ステージに出ているのは私だけでしたが、3人で作り上げた世界を感じながら朗読することができました。
お客様の目に見えるものは想像の世界。
具体的なものではなく、一人一人が物語を想像できるようにしました。


























この企画が成功したのも、実行委員会事務局で高萩市中央公民館 社会教育主事の小池さんの力が大きいことは言うまでもありません。
彼女とは、2018年度の講座の企画からご一緒させていただいておりますが、いつも気持ちよく仕事をさせていただいています。
私も朗読のことになると仕事の枠をはみ出ていることがしばしばありますが、
小池さんも同じで、市の職員さんの仕事のレベルをはるかにはみ出しています(笑)
同じ気持ちで企画していけるのはとてもありがたいです。


「声で伝えるものがたり」とは、伝えていきたいこと、伝えていかなければならないこと、それらを自らの声を使って伝えていくということ。
声に出して初めて実感する、作者の思い、作品の思いがあります。
文字では伝えられない息づかいがあります。
声にはその人の心をのせることができます。のってしまうとも言えます。
思いがなければ、人の心にまでは伝わらない。

今回が初めての開催となりました「声で伝えるものがたり」ですが、
この非常にシンプルであり、人と人とをつなぐ「言葉」や「声」を主軸にした企画が
今後も続いていくことを願っております。


いらしていただいた皆様、実行委員の皆様、スタッフのみなさま、
快く赤羽末吉画の「スーホの白い馬」を貸してくださいました赤羽茂乃先生、
本当にありがとうございました。




お客様のお見送りでの1枚。
左から教育長 大内富夫様、実行委員会 事務局  小池睦美様、高萩市長 大部勝規様、見澤、馬頭琴奏者 横田和子さん、副市長 鈴木真人様。
たくさんのお客様に、お声をかけていただきました。




お見送りも終え、すっかり夢のあととなってしまったステージで、記念撮影。
左から小池さん、音響 樫村さん、見澤、照明 照沼さん、横田さん、音響 Niwaty永井さん。アクセサリーは義妹 美澤道子作。
*衣装は「葉っぱのフレディ」のものなので、馬頭琴とは合いませんけどね(^^;)








3月20日の茨城新聞に掲載していただきました。