2012年12月5日水曜日

祝福を込めて、この詩を・・・


先月末に友人が結婚しました。
表参道の素敵な会場で、新郎新婦のお人柄があふれる温かい結婚式と披露宴でした。



その友人は、人の気持ちに寄り添うことのできる人です。
私は心から尊敬しています。
本当にすてきな伴侶にめぐりあえてよかった。
私の好きな詩を送ります。


「祝婚歌」
                       吉野 弘 


二人が睦まじくいるためには
愚かであるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


この日、身につけたジュエリーは義妹がつくったものです。



上品なジュエリーのおかげで、この日はずっと淑やかに過ごせました☆
よろしければコスチュームジュエリーDelicaをご覧くださいませ。