2012年8月28日火曜日

声の力

「声」というのは、実に面白いものです。
声には、たくさんの情報が詰まっていて、その人がその言葉を発した時の心情はもちろん、人柄から毎日の生活環境までもが、現れていると思います。

さらに、わかりやすく例えるなら・・・
顔は、お化粧することで綺麗になることができます。
しかし、声はお化粧することができません。
(たまに、電話をとるときに声が変わる女性がいらっしゃいますが、このことはまたの機会に詳しく☆)
つまり、声というのは、スッピンの顔で勝負しているようなものだと思っています。

「声は人なり」
声を磨くためには、発生練習だけでは無理!
日々の生活から正さなければ! 
・・・と、いつも自分に言い聞かせています。
安堵感のある心地よい声をベースに持ち、朗読する作品に合った声色をその場面場面で使い分けられる。奥行と幅のような空間と、時代も表現したい。
理想は限りなく。

・・・ここで、明日収録予定のナレーションの原稿が届きました。
素晴らしいタイミング!
これまでに書いたことは、まさしく自分自身へのメッセージですね(^▽^;)

明日のナレーションは、ネットでも公開予定らしいので、完成しましたら、ご案内いたします☆

2012年8月17日金曜日

秋草 薫る手紙にそえて

先月発行の ふみの日「百人一首」切手を1シートいただきました!


そのなかに好きな和歌が入っていました。

百人一首 十八番
▼【朗読】「 住の江の岸による浪よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ 」藤原敏行朝臣



昔から、夢に恋しい人が現れるのは、自分のことを思っていてくれる証拠だと言われていたそうです。ですから、その夢のなかに、恋しい人が現れなくなったら・・・切ないですね。
「夢の通ひ路」 夢で逢うために通う道なんて、すてきなのに。


ほかの和歌も順にご紹介してまいりましょう。

こんな和風の切手に合うのは・・・
「鳩居堂」さんや、「嵩山堂はし本」さんでしょう。
まだまだ残暑が厳しいですが、もう少ししたら、秋草薫る封筒に百人一首の切手を貼って、季節のご挨拶をいたしましょう。