2012年5月24日木曜日
六本木ヒルズサロン朗読会 「更級日記より」
菅原孝標女の「更級日記」は、源氏物語をこよなく愛した少女の13歳から晩年までの回想録です。
ヒルズサロン朗読会では、時間の関係で、冒頭部分と、有名な「后の位も何にかはせむ」の部分、そして「春秋の優劣」を源資通と語る部分を、それぞれ原文と現代語訳で朗読させていただきました。
その源資通との会話のなかに、私の好きな和歌があります。
源資道に「いづれにか御心とどまる(どの季節が好きかですか)」
と尋ねられた孝標女。
もう一人の女房が「秋の夜が・・・」と答えたので、同じようには答えまいと思い、
「あさみどり花もひとつに霞みつつおぼろに見ゆる春の夜の月」
(浅緑の空も、咲き匂う花もみな一様に霞みに溶けておぼろに見える春の夜の月こそ、
こよなく心魅かれます)
と答えます。
すると、源資通は、何回もその歌を口ずさみ
「今宵より後の命のもしもあらばさは春の夜を形見と思はむ」
(私の命がこれからも永らえておりましたら、春の夜の風情をあなたとお目にかかった ときの思い出にいたしましょう)
と言ったのです。
この時以来、二人が再会することはありませんでした・・・。
【朗読】「更級日記」より 春秋の優劣
菅原孝標女の歌に合わせて、縹色に月と兎の柄の小紋を着てみました。
左が内藤和美さん、右が私☆
さらにこの日の帯留めは、コスチュームジュエラーでもある義妹の作品を借用。
優しい色合いのなかにキラッと光る帯留めは、菅原孝標女の和歌のセンスのようです。
2012年5月21日月曜日
ヒルズサロン朗読会ありがとうございました☆
お礼が大変おそくなりました。
16日のヒルズサロン朗読会にご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
そしてハリウッド化粧品のスタッフの皆様、日本朗読文化協会の皆様、
お世話になりました。
素敵な空間で、朗読させていただき、
さらに! メイクまでしていただき、気分も高揚しました☆
「メイ牛山式生涯現役 四季の美容」のコーナーでは、パーソナルカラーについて。
モデルになってくださったお客様に実際に様々な色をあてていくと、
はつらつと見える色、寂しそうに見える色、とよくわかりました。
朗読の後の後には、「サダハルアオキ」のケーキとコーヒー、紅茶でティータイム。
抹茶のケーキ、美味しくいただきました。
更級日記の朗読と、着物姿はまた次回。あ! ご要望があれば・・・です。
16日のヒルズサロン朗読会にご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
そしてハリウッド化粧品のスタッフの皆様、日本朗読文化協会の皆様、
お世話になりました。
素敵な空間で、朗読させていただき、
さらに! メイクまでしていただき、気分も高揚しました☆
「メイ牛山式生涯現役 四季の美容」のコーナーでは、パーソナルカラーについて。
モデルになってくださったお客様に実際に様々な色をあてていくと、
はつらつと見える色、寂しそうに見える色、とよくわかりました。
朗読の後の後には、「サダハルアオキ」のケーキとコーヒー、紅茶でティータイム。
抹茶のケーキ、美味しくいただきました。
更級日記の朗読と、着物姿はまた次回。あ! ご要望があれば・・・です。
2012年5月15日火曜日
2012年5月7日月曜日
箏の調べと和歌
5日は、箏友会の演奏会でした。
曲の案内役として参加させていただきました。
箏、十七絃、三弦、尺八の音色に包まれながらのひととき、私が一番癒されたのかもしれません。
安政2年(1885)の作曲 「千鳥曲」では、和歌もご披露させていただきました。
「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守 源兼昌」
光源氏も流された須磨 物悲しい声で鳴く千鳥の声を どんな思いで 聞いたのでしょうか・・・。
曲の案内役として参加させていただきました。
箏、十七絃、三弦、尺八の音色に包まれながらのひととき、私が一番癒されたのかもしれません。
安政2年(1885)の作曲 「千鳥曲」では、和歌もご披露させていただきました。
「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守 源兼昌」
光源氏も流された須磨 物悲しい声で鳴く千鳥の声を どんな思いで 聞いたのでしょうか・・・。
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