2013年3月14日木曜日

【梅の都 水戸から・・・☆】


強風に悩まされる日が続いていますね。

しかし、水戸 偕楽園の梅は今、満開です☆

「水戸」 「梅」 に関する詩吟と言えばコレです(^^)

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弘道館に梅花を賞す         徳川景山 作          
弘道館中千樹梅     弘道館中、千樹の梅
清香馥郁十文開     清香馥郁十分に開く
好文豈謂無威武     好文 豈に威武(いぶ)無しと謂わんや
雪裡占春天下魁     雪裡 春を占む天下の魁

訳すと・・・
弘道館の中にはおよそ千株もの梅の木がある。その梅は今満開で、清らかな香りがあたりに漂っている。
昔、晋の武帝が学問を好むと梅の花が開き、学問をやめると咲かなくなった故事から、梅を好文木と称するようになったというが、その一面、武の威力が梅にないといえようか。
あの厳しい寒中に雪を冒して独り咲き出でて、天下の春の魁をなすのは、まさにこの花である。

梅は春の魁の花。
この時期、こちらの漢詩もよく吟じられます。

 寒梅     新島襄 作

庭上一寒梅     庭上(ていじょうの)一寒梅  
笑侵風雪開     笑って、風雪を侵して開く
不争又不力     争わず、また 力(つと)めず。
自占百花魁     自ずから、百花の魁(さきがけ)を占(し)む

訳すと・・・
庭先の一本の梅の木、寒梅は、風に耐え、雪を忍び、笑っているかの様に、平然と咲いている。
別に、争って無理に一番咲きを競って努力したのでもなく、自然にあらゆる花の魁となったのである。まことに謙虚な姿で、人間もこうありたいものだ。

どちらの漢詩も好きです。
さあ、あなたは、梅の花から、何を感じますか?