昨日の快晴はどこへやら、今日は春の雨がしとしと降ってきました。
「漏る雨を 人と語るや 春の宵」
春の宵をのんびりと過ごすのも良いですね。
春の宵 といえば、
詩吟でも定番の漢詩にこのようなものがあります。
春夜(しゅんや) 蘇軾 作
春宵一刻値千金 しゅんしょういっこく あたいせんきん
花有淸香月有陰 はなにせいこうあり つきにかげあり
歌管樓臺聲細細 かかんろうだい こえさいさい
鞦韆院落夜沈沈 しゅうせん いんらく よるしんしん
春の夜はほんのわずかな時間が千金もの値うちがある。
花には清らかな香りがただよっており、月はおぼろにかすみ、なんともいえぬ風情である。先ほどまで歌を歌ったり、楽器を奏したりして、にぎやかだった高殿も、今はかすかに音が聞こえるばかり。
中庭には、置き捨てられたぶらんこが一つ。
夜は静かにふけていく。
「春の宵」に関するものをご紹介いたしましたが、
5月5日には、朗読と箏と尺八で「春の宵」を奏でます(^^)
【第 12回 箏友会 糸の調べ 】
日時 平成25年5月5日(日)
12:30開場 13:00開演
会場 茨城県総合福祉会館 コミュニティホール(1F) 水戸市千波町
入場無料です。
今年で12回目になる「箏友会 糸の調べ」。
私は、数年前から、司会とナレーションでご一緒させていただいています。
第1部 ハーフサイズの文化箏
第2部 箏、十七絃、尺八
たっぷりと和の世界をお楽しみいただけます。
数年前にご縁をいただいた時から、私は箏友会主宰の鈴木先生の大ファンになりました。
先生のお箏と朗読でのコラボは初!
その記念すべき作品が「春の宵」です☆
心おだやかに過ぎていく春の宵
春の嵐に恋の不安
艶なる宵 春の宵・・・
さあ、どんな春の宵になるでしょうか。