先月のことになりますが、NHKホールで行われました「NHK全国短歌大会」に行って参りました。
今年度は、題詠と自由題あわせて22,413首もの作品が寄せられたそうです。
日々の暮らし、老い、東日本大震災に関するものなどさまざまな作品の中から、特選作品の朗読と選者の先生方からの選評がステージで繰り広げられます。
・・・うれしい誤解をなさっている方のために、念のため、私は客席におりました(^^;)
特選作品の朗読は加賀美幸子さん。
私、短歌の朗読って、難しいと思うのです。
三十一文字の背景には、いくつもの言葉があったわけで、削ぎ落とされた言葉だけがそこに残ります。
三十一文字に込めた作者の思いの深さを考えると、どのように朗読するべきか、悩みます。
加賀美さんの朗読は、歌の余韻が心地よくて。
それは声の深さや間の取り方であったり、リズムであったり、心であると思うのです。
放送予定はNHK Eテレ2月9日(土)午後3時から4時
ぜひご覧ください。