《 静夜思 》
昨夜の月をみて、浮かんできたのは、この詩…
静夜思 李白
牀前 月光を看る
疑うらくは 是れ地上の霜かと
頭を挙げては 山月を望み
頭を低れては故郷を思う
通釈
秋の静かな夜更けに、寝台の前に降りそそぐ月の光を見て、
あまりにも白いので、地上に降りた霜ではないかと思うほどであった。
頭をあげて、山の端にかかった月を眺めていると、
故郷のことが思い出されて、知らず知らずにうなだれて、しみじみと望郷の思いに浸る。
…今から千年以上も前の静夜の思い。
でも、今を生きる私たちも、共感できます。
さあ、今宵は十六夜。
また最高の月夜を楽しみに…