2024年10月25日金曜日

高等教育研究会図書館水戸地区生徒図書委員研修会 講師を務めました

 10/23は、高等教育研究会図書館水戸地区生徒図書委員研修会の講師を努めました。水戸地区といっても北は大子町、東は大洗、西は笠間市、広範囲から図書委員の高校生と図書館関係職員の皆さんが集いました。

2部制で1部は、元水戸市立博物館 館長 玉川里子さんによる講和『「水戸の空襲」を知る』。玉川さんは水戸空襲の被害にあわれた方から直接お話も聞いてらっしゃるので、震災記に記されていないこともご存知で、まさに伝承者です。

艦砲射撃の破片や筒状の焼夷弾も、参加者全員、特別に持たせてもらいました。これらは、水戸市立博物館から今回の会場となった水戸工業高校の図書館に貸し出され、展示されていました。

現在、水戸空襲のことを語り伝えている方は激減しています。これからどのように伝えていくことができるだろうかと、玉川さんのお話を伺いながら考えておりました。

そして、2部は私が講師を務めました。「朗読の可能性」についてワークショップも挟みながら楽しく学んでいただきました。そして実践! 皆で水戸空襲の戦災記を順番に朗読していきました。玉川さんの講座でその時の様子をイメージできているところで、朗読してもらったので、気持ちがのったのでしょう。

今回のような形式は初の試みとのことでしたが、研修会全体のテーマに二つの講座がうまくアプローチできていたと思います!

当番校の

水戸工業高校の先生方、図書委員の皆さんには大変お世話になりました。

また参加者の皆さんからも嬉しい感想をたくさんいただきました。この高校生パワーを活かしたいです!